正式名は、蓮華王院で、その本堂が「三十三間堂」と通称されます。これは、東面して、南北にのびるお堂内陣の柱間が33もあるという建築的な特徴によります。「三十三」という数は、観音菩薩の変化身三十三身にもとずく数を表しています。
国宝「千体千手観音立像」10列の階段状の檀上に並ぶ1000体の観音立像。火災により焼失し1000体の中、124体は、お堂が創建された平安期の像、その他は鎌倉期に16年かけて再興された像。その約500体には作者名が残され、運慶、快慶で有名な慶派をはじめ、院派、円派と呼ばれる当時、多くの集団が参加したそうです。(三十三間堂HPより)
左右、計千体の等身観音立像に囲まれて、お堂中央に安置されるのが運慶長男「湛慶」作 「千手観音坐像」座高が3メートル余あります。
2018年に国宝の「風神・雷神像」と「二十八部衆像」の配置換えがあり前列にあった国宝「婆藪仙人像」(ばすせんにん)が中央の千手観音坐像の横に行き、近くで見れなくなったのがちょっと残念ですね。
三十三間堂に来る前に「大徳寺」や快慶・定慶の作品が数多く(10体以上)並ぶ「千本釈迦堂 大報恩寺」にも徘徊しましたが、そこで昔、仕事でお世話になった上〇さんが御朱印を書いておられました。おまけに・・・。で、福井に帰ったら「大報恩寺」の宣伝をしてくれ。ということでした。(無料の駐車場もあります)
東京国立博物館 快慶・定慶のみほとけ展CM