「阿部文殊院」
大化元年(645)に創建された日本最古に属する寺院。
華厳宗東大寺の別格本山としてその格式も高く、
御本尊は「三人寄れば文殊の知恵」のことわざでも有名な
文殊菩薩で、日本最大(約7m)快慶作の国宝である。
平成25年6月、本尊の文殊菩薩(渡海文殊群像)は鎌倉時代の有名な仏師・快慶の造立として知られ国の重要文化財として指定を受けていましたが、鎌倉時代に再建された東大寺大仏殿に関わる歴史的文化財として更なる重要性から国宝として指定されました。
当山の文殊菩薩は、獅子に乗るお姿でその総高は7mと、現存する日本の文殊菩薩の中では、最大の大きさを誇ります。そのお姿は、獅子に乗る文殊菩薩を中心として、左に優填王が手綱を執り、右に仏陀波利三蔵(須菩提)と、最勝老人(維摩居士)が前後に侍し、この一群を財善童子が先導する渡海文殊の群像です。(以下省略)
快慶作 文殊菩薩の細かくて緻密な彫り(近くでは見れませんが)素晴らしいです。
昨年、舞鶴の金剛院で見た快慶作「深沙大将立像」も快慶の緻密さがよく出ています。(写真などでは分かりませんが、実物はすごく計算されて彫っています。)と、お寺の説明でありました。
金剛院近くの松尾寺にも快慶。中山寺(福井高浜)に運慶の長男 湛慶の作品があります。